コトのハコニワ

マイノリティニートの箱庭生活。ジャンルは問わずただひたすら生活の中で使えそうな事を書いてる。

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解離性同一性障害ネタ。脳内どうなってんの?

風邪ひきました。一晩でだいぶ回復しました。コトです。

 

解離性同一性障害についての基礎知識的なものは書きました。なので僕の場合について書きたいと思います。

 

※「解離」自体に、「別人格」の意味はありません。解離性によるもの(身体表現性障害、遁走など)、という説明をする時に使われる言葉のようなものであり、解離する=人格交代する、では無いという前提で書きます。

 

僕は交代人格が20人と少しいます。突然ほとんど意識を保ったまま交代することもありますし、意識を失ってる間、寝て(この表現が合ってるかはわかりません)しまうこともあります。

 

今は人格がいるという意識があるおかげで、独自に意識を保つモードになれるのですが、夜寝ていてる時や調子の悪い時はブレーキが効かなくなります。

 

コントロールと言われることがあるのですが、どちらかと言うとブレーキに近い気がします。

 

どのようにして交代を防いでいるかと言うと、人格同士のコミュニケーション、情報交換がある程度出来るおかげで、交代してはいけない時に交代するのを防げています。

 

例えば、僕の場合、「零ちゃん」という人格は、多くの人格含め自分の中の世界そのものなので、主導権握ってる感じがある上に、多くの人格とコミュニケーションが取れます。

 

ユリアという破壊人格(自殺行為や自傷行為を好む)と僕とは直接やり取りが殆ど出来ませんが、零ちゃんを経由することによって、僕からユリアへ伝言が出来たりします。

 

全て零ちゃん経由というわけでもなく、僕が直接やり取りが可能な人格もいます。そういう人格から情報が回ってくるという現象もあります。

駅で倒れて救急隊が来た時に交代した場合、交代した人格から後日情報が回ってきてどんな処置を受けたりしたのかなどが分かったりします。

 

当たり前と言えば当たり前?なのですが、基本的には交代人格が出ている間の記憶はありません。

 

どうしても共有したい情報は、部屋の定位置にノートを広げておくことで共有したりしています。(字が汚い人や字が書けない人もいるので微妙なのですが無いよりマシ)

 

人格達は他の人格の存在を最初から知ってるパターンはあまり無くて、後で僕や保護人格(主人格の助けになる人格)達が見つけて、名前を付けたりコミュニケーションを取ったりするようにしてます。

 

なるべくそうしてるのですが、どうしても「わからないヤツ」が出てきます。誰とも交流できない人格です。そういう人格達を抑えるのは今のところ不可能です。なので少しでも親といる時の記憶が欠けてると、もしかしたら親に交代がバレてるのではないかとビクビクしています。

 

男女比率は女の子が多いです。性別不詳もちらほらいます。

 

何時からいるのか?ということに関しては、僕も正確なことは分かりません。でも僕は物心着いた頃から自分の中に別の自分がいる感覚はありました。

 

別の自分がいるおかげで、辛い記憶が、自分の記憶でないような、他人の物語に思えていました。それを使いこなすという事は考えもしなかったし出来なかったのですが、「食事のときだけそうなる」「なんで急に出来なくなるの」など、人が変わったようなことを言われた経験は多くあります。自分には急に変わった自覚が全くありません。

 

離人感を感じたり、自分を別の場所から眺めてるような感覚はあっても、記憶をなくしてる感覚はありませんでした。

 

人格とは違うのかもしれませんが、昔から自分の世界に籠るのが好きでした。外の世界では、他者から見て自分は、どうあってほしいか、に応え、演じることに疲れてしまうけれど、自分の世界では自分が自分でいることを許されます。自分の世界の動物達にそばにいてもらうことで、恐怖を緩和させたりしていました。怒鳴られている時に呼び出してそばにいて貰うと、僕は1人で怒られてるより楽になりましたからね。

 

架空の友達も居ました。イマジナリーフレンド(IF)ってやつだと思います。名前は思い出せませんが美しい女の子で、僕より強い子でした。愚痴を聞いてもらったり、苦しい時そばにいてもらったりしました。

 

はじめて別人格を認識したのは3年前です。なのでいつから解離性同一性障害なのかと聞かれても本当によくわからないです。ただ、交代人格が中学生の時の記憶や小学生、保育園の時の記憶まで持っているような話を第三者から聞くこともあるので、少なくとも小学生の時には交代人格がいたと思います。

 

僕は夜、夢遊病っぽいものを発動してしまうらしく、それもまた記憶が無いのですが、別人格ではないような話も、別人格のような話も聞くので、なんなのかよくわかりません。

 

結局、色々分析すればするほど、こっちが聞きたいわ。って気持ちになってくるのが病気というものだと思います。

 

あと、解離性同一性障害の人に安易に過去のデリケートな事を聞くのはやめた方がいいと思ったりします。

フラッシュバック、パニックのトリガーになることもありますし、破壊人格が覚醒してしまうこともありえます。

 

何故解離性同一性障害になったのかも聞くのはやめた方がいいと思います。

 

演技でしょ、甘えでしょ、という扱いは僕もよく受けますがとりあえず何も知らないで否定するのはやめてください。そのせいで交代人格が怒って大変な事になったりします(経験済み)

 

 

解離性同一性障害ネタでは、交代した時の面白い話から大変だった話なども書いていこうと思っています。上にも書きましたが僕は基本的に交代中の記憶が無いので、交代中の話は第三者から聞いた話と人格から聞いた話を混ぜたものになると思いますがご了承下さい。

 

ではまた(`・∀・´)